Sympapaのスマートホーム日記

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太陽光発電はお得?: 2025年1月の電気代

Sympapaです。


かなり遅くなってしまいましたが、2025年1月の電気代(1月検針相当分)について書いていきたいと思います。
特にネタがなくて記録だけなので、ついつい書くのを先送りに。。。(汗)

■我が家のスペックなど

電気代に関係しそうな家のスペックなどは下記のとおりです。
・ほぼ大人4名
・ギリ6地域(5地域との境目で雪は多少降る)
・延べ床面積:35坪(1階:23坪、2階:12坪)
太陽光発電:4.8kW
Ua値:0.44
・C値:0.2
・第一種換気(90%全熱交換)
・オール樹脂ペアガラス窓
・電気の契約は夜間の単価が安いオール電化向けプラン
・玄関ホールに階段(リビング階段ではない)
オール電化(エコキュート,IHヒーター)
エコキュート: 460L
・各部屋エアコン計5台(LDKと居室4部屋)


本当はエアコン各階1台計2台で24Hr稼働を目指したかったところですが、音的な観点からリビング階段にしたくなかったのと、家族の体感気温差が激しいので各部屋エアコンにしました。
その他、電気代に大きく影響しそうなもので家庭によって違いが出そうな消費電力の大きい機器としては、ドラム式洗濯乾燥機(毎日洗濯乾燥使用), セカンド冷凍庫, ハイスペックデスクトップPC×2台があります。
エコキュートは夜間に沸き上げするタイプの従来型ですが太陽光発電をなるべく自家消費するため、翌日の発電予想が21kWh以上の場合は夜間の沸き上げを停止し翌日昼間に沸き上げするようHome Assistantで制御しています。
電気の契約は、夜間の単価が昼間より安価なオール電化向け契約(自由料金)となっています。
家族はほぼ大人が4名ですが、シフト勤務の人がいて夜勤があったり休日がバラバラだったり昼間から深夜まで誰かが活動している感じなので、どうしても一般的な家庭より電気の消費が多くなるとは思います。

■Home Assistantによる電気代及び太陽光発電により得した金額の自動計算

太陽光発電のコスト的効果をより正確に知るために、太陽光発電が無かった場合の電気代をHome Assistantを使って自動計算しています。具体的には、電気料金単価の異なる時間帯(夜間、週末昼間、夏季平日昼間、夏季以外の平日昼間)で別々に当月の電気消費量を積算し、それぞれの単価を掛けて太陽光発電が無かった場合の電気代を割り出しています。
但し、太陽光の発電量が多い予報の日には昼間にエコキュートの沸き上げをしていますが、太陽光発電を設置していなければ毎日単価の安い夜間に沸き上げしているはずなので、エコキュートの消費電力分は全て夜間の単価で計算するようにしています。
そして、買電量も同様に単価の異なる時間帯別に積算して実際の電気代も計算し、差額を計算することで太陽光発電によってお得になった金額も算出しています。
通常は太陽光パネルが無かった場合の電気代を計算するには消費した時間帯を問わず月の合計消費量に平均的な単価を掛ける方法になってしまうと思うので、それより正確に太陽光発電のコスト的効果を知ることができるはずです。


Home Assistantを使った電気代自動計算構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com


Home Assistantを使ったエコキュートの昼間沸き上げ制御構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com

■Home Assistantによる2025年1月の消費量,発電量,買電量,売電量, 金額の概略

2025年1月(1月検針相当分)の概略は以下のとおりでした。
期間: 2024年12月16日~2025年1月15日
消費量: 1192kWh
発電量: 137kWh
買電量: 1105kWh
売電量: 49kWh
買電に対する電気代計算値: 31,880円
太陽光が無かった場合の電気代計算値: 34,920円
売電額計算値:786円
実質の電気代(電気代-売電額): 31,094円
今月太陽光でお得になった金額: 3,826円
自家消費率[(発電量-売電量)/発電量]: 64.1%
自給率[(発電量-売電量)/消費量]: 7.3%


発電量は4.8kWのパネルでたったの137kWhでした。
少しですが雪が積もって3kWも発電しない日が10日もあったのでまぁしゃーないか。
1日の発電量は一番多い日でも13kWhで、発電量予測によってエコキュートが日中に湯沸かしした日もゼロでした。
長い目でみれば損はしないはずとはいえ金利も上昇してくる中、多少でも雪が積もる地域では住宅ローンを増やしてまで太陽光パネルを載せるメリットはあまりないのかもしれません。4月になると集計しはじめて1年になるので4月~5月に分析したいと思いますが。。。


それにしても、消費量も前月が923kWhだったのに対し当月は1192kWhと269kWhも増えてます。
エコキュート、エアコン、洗濯機、食洗機がどれも満遍なく前月より10%程度増えたので、まぁ正月休みで家に居る時間が長かった影響が大きいと考えていいでしょう。その他、寒さが厳しさを増したのも影響したのかも。

■電力会社による請求と売電収入

電力会社からの請求の対象期間は12月16日~1月16日の31日間、Home Assistantで計算している期間(12月16日~1月15日)と比べて1日長いため一致はしません。
買電量:1164kWh
売電量:49kWh
電気代:32,974円
売電額:784円
実質の電気代(電気代-売電額): 32,190円

■時間帯単価別の詳細

Home Assistantによる積算・計算の詳細を表にまとめています。こんな風に単価別に買電量・消費量を積算し計算させています。
今回(ってか当面)Home Assistantが積算・計算した値を手動で拾ってスプレッドシートに入力していますが、Home AssistantにはGoogle sheetインテグレーションがあるので、その内自動でスプレッドシートに入力されるようにしたいなぁと思ってます。って書きはじめてからどんだけ経ったっけ?(汗)

■まとめ

ちょっと積もった雪のせいで太陽光発電がショボすぎでした。
近所にある一条工務店で建てたお宅は、太陽光パネルが屋根と一体で雪止めが無いので少しでも雪が積もるとすぐに滑り落ちてくるのですよね。ちょっと羨ましい。このあたりはさすが太陽光発電に力を入れている大手住宅メーカーだなと思います。


24年4月から集計していますので、丸1年経ったらグラフ化して太陽光発電への投資回収についても書いていきたいと思います。
それでは。