Sympapaです。
2024年11月の電気代(11月検針相当分)について書いていきたいと思います。
■我が家のスペックなど
電気代に関係しそうな家のスペックなどは下記のとおりです。
・ほぼ大人4名
・ギリ6地域(5地域との境目で雪は多少降る)
・延べ床面積:35坪(1階:23坪、2階:12坪)
・太陽光発電:4.8kW
・Ua値:0.44
・C値:0.2
・第一種換気(90%全熱交換)
・オール樹脂ペアガラス窓
・玄関ホールに階段(リビング階段ではない)
・オール電化(エコキュート,IHヒーター)
・エコキュート: 460L
・各部屋エアコン計5台(LDKと居室4部屋)
本当はエアコン各階1台計2台で24Hr稼働を目指したかったところですが、音的な観点からリビング階段にしたくなかったのと、家族の体感気温差が激しいので各部屋エアコンにしました。
その他、電気代に大きく影響しそうなもので家庭によって違いが出そうな消費電力の大きい機器としては、ドラム式洗濯乾燥機(毎日洗濯乾燥使用), セカンド冷凍庫, ハイスペックデスクトップPC×2台があります。
エコキュートは夜間に沸き上げするタイプの従来型ですが太陽光発電をなるべく自家消費するため、翌日の発電予想が21kWh以上の場合は夜間の沸き上げを停止し翌日昼間に沸き上げするようHome Assistantで制御しています。
電気の契約は、夜間の単価が昼間より安価なオール電化向け契約(自由料金)となっています。
家族はほぼ大人が4名ですが、シフト勤務の人がいて夜勤があったり休日がバラバラだったり昼間から深夜まで誰かが活動している感じなので、どうしても一般的な家庭より電気の消費が多くなるとは思います。
■Home Assistantによる電気代及び太陽光発電により得した金額の自動計算
太陽光発電のコスト的効果をより正確に知るために、太陽光発電が無かった場合の電気代をHome Assistantを使って自動計算しています。具体的には、電気料金単価の異なる時間帯(夜間、週末昼間、夏季平日昼間、夏季以外の平日昼間)で別々に当月の電気消費量を積算し、それぞれの単価を掛けて太陽光発電が無かった場合の電気代を割り出しています。
但し、太陽光の発電量が多い予報の日には昼間にエコキュートの沸き上げをしていますが、太陽光発電を設置していなければ毎日単価の安い夜間に沸き上げしているはずなので、エコキュートの消費電力分は全て夜間の単価で計算するようにしています。
そして、買電量も同様に単価の異なる時間帯別に積算して実際の電気代も計算し、差額を計算することで太陽光発電によってお得になった金額も算出しています。
通常は太陽光パネルが無かった場合の電気代を計算するには消費した時間帯を問わず月の合計消費量に平均的な単価を掛ける方法になってしまうと思うので、それより正確に太陽光発電のコスト的効果を知ることができるはずです。
Home Assistantを使った電気代自動計算構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com
Home Assistantを使ったエコキュートの昼間沸き上げ制御構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
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■Home Assistantによる2024年11月の消費量,発電量,買電量,売電量, 金額の概略
11月(10月検針相当分)の概略は以下のとおりでした。
期間: 2024年10月16日~10115日
消費量: 710kWh
発電量: 386kWh
買電量: 555kWh
売電量: 230kWh
買電に対する電気代計算値: 15583円
太陽光が無かった場合の電気代計算値: 20458円
売電額計算値:3,685円
実質の電気代(電気代-売電額): 11,899円
今月太陽光でお得になった金額: 8,559円
自家消費率[(発電量-売電量)/発電量]: 40.3%
自給率[(発電量-売電量)/消費量]: 21.9%
消費は前月661(kWh)→当月710(kWh)のプラス49(kWh)となりました。
エコキュートの消費量は前月69(kWh)→当月149(kWh)と倍増でプラス80(kWh)となりましたが、エアコンの消費量は146(kWh)→21(kWh)と大幅減でマイナス125
(kWh)となり、エコキュートとエアコンの合算はマイナス45(kWh)です。
全体からエコキュートとエアコンを引いた消費量は前月より94(kWh)多かった計算になります。
前月と比べると当月の集計期間は一日長いってのはありますが、当月は家族で2泊3日の旅行に行ったので相殺されるというかむしろ減っていても良さそうなのですが。。。何の消費が増えたのだ?
洗濯乾燥機は前月以前から消費電力を計測しているのでみてみると、前月:38(kWh)→当月:53(kWh)のプラス15(kWh)でした。
食洗機は前月の途中から計測しているので比較ができませんが当月の消費量は32(kWh)。
どちらも水を温めてお湯にしているので気温が下がって消費が増えているのかもしれません。
他に我が家にある寒くなると消費が増えそうなヒーター的なものというと、トイレの便座×2、IHヒーター、炊飯器、電子レンジくらいしか思いつきませんが、これらの消費も気温が下がって増えたのかな?
あるいは寒くて暖かいものが食べたいから煮炊きが増えた?除湿機を使うことが多かった?日照時間が短くなって照明を点灯している時間が増えたせい?
エコキュートとエアコン以外で94(kWh)も増えたのはちょっと謎です。
発電量は前月:482(kWh)→当月:386(kWh)とマイナス96(kWh)でした。冬至に向かって来月はもっと減るのでしょう。って書いてて思ったのですが、なぜ一番日が短くなる冬至の12月21日よりも1月の方が寒くなるんでしょう?って思ってググったところ、「太陽の日射はいったん地面や水を温めその熱が大気を温める。そのためタイムラグがある。」ってことらしいです。へー。
発電量が減って、その日の発電予想が21kWh以上の時に昼間に沸き上げするよう設定しているエコキュートが昼間に湯沸かししたのは1回だけでした。
結果として買電量は前月:445(kWh)→前月:555(kWh)のプラス110(kWh)となりました。
■電力会社による請求と売電収入
電力会社からの請求の対象期間は10月17日~11月14日の28日間、Home Assistantで計算している期間(10月16日~11月15日)と比べてズレているだけでなく2日間短いため一致はしません。
買電量:513kWh
売電量:224kWh
電気代:14,626円
売電額:3,584円
実質の電気代(電気代-売電額): 11,042円
■時間帯単価別の詳細
Home Assistantによる積算・計算の詳細を表にまとめています。こんな風に単価別に買電量・消費量を積算し計算させています。
今回(ってか当面)Home Assistantが積算・計算した値を手動で拾ってスプレッドシートに入力していますが、Home AssistantにはGoogle sheetインテグレーションがあるので、その内自動でスプレッドシートに入力されるようにしたいなぁと思ってます。
■まとめ
当月も謎の消費増が気になる結果となりました(笑)
24年4月から集計していますので、丸1年経ったらグラフ化して太陽光発電への投資回収についても書いていきたいと思います。
それでは。