Sympapaです。
我が家ではいくつかスマートホームのシステムの中に物理ボタンスイッチを導入しています。
「いや、それスマートじゃないやろ?」というご意見はごもっともですがセンサーによる自動化はともかく、声による操作はデバイスとしては最強にスマートながら人間目線では時間もかかるしスマートじゃないと思う場面も多いわけです。
実際にワイヤレスの物理ボタンスイッチを導入した結果メリットを感じている点や必要だと感じている点を挙げてみます。
- ワイヤレスの物理ボタンスイッチを好きな箇所に取り付けておけば音声操作よりも早い場合も多い。
- その気になれば部屋の中に何個でも用意できる。私の部屋には入口とデスクと枕元にワイヤレスの物理ボタンスイッチを置いてます。
- ボタンひとつに複数操作を割り当てて部屋のデバイスを全て消したりすると実はスマート。音声操作でも同じ事は可能だが、部屋の出口に取り付けた物理ボタンスイッチを押す方が間違いなく早い。
- オンオフを自動化した照明を長時間点灯しておきたい場合などには必要。自動化してもマニュアル操作したいケースはある。
ということで物理ボタンスイッチは必要なのです。
しかし音声操作には求めらないのに物理スイッチには求められることがひとつありまして・・・それはレスポンスです。
なぜか音声操作だと入力だけでも数秒かかり更にアクション発動までに1~2秒ほどかかるのを許容しているというのに、物理ボタンスイッチの場合はタイムラグが物凄く気になります。1秒を超えたら押せてなかったのかと思いもう1回押したくなります。それだけ人間がネットワークを介していないスイッチに慣れているんだなと思います。
我が家ではHome Assistantを使ったローカル運用が基本なのでタイムラグをほとんど感じませんが、できるだけタイムラグを削るのがポイントかなと思います。
そんなわけで、我が家で使っているZigBee接続の物理ボタンスイッチを紹介します。
Phillips Hue Dimmerスイッチ(RWL-021)
我が家で2つ使用している4ボタンのスイッチです。
Amazonで2500円前後で売られています。Aliexpressで売ってる中華の4ボタンスイッチでも1500円以上するので入手性や保証も考えるとメインで使いたいスイッチです。
見た目はいいんですが端の方を押すとボタンが斜めになったりしてクリック感はイマイチです。
土台とリモコン部分は磁石でくっつきます。
土台の大きさが日本で一般的な壁スイッチの大きさに近く、我が家では元々あった壁スイッチに開閉式のカバーを取り付けその上にこのDimmerスイッチを貼り付けています。
分厚くなってしまいますが...
Home Assistant+ZHAでは各ボタンそれぞれ1回押し、2~4連押し、長押し、ボタンをリリース、長押し後のリリースという7パターンのトリガーに対応しています。
4連とか使う人いるんでしょうか...(笑)
Aqara OPPLE SWITCH 6ボタン(WXCJKG13LM)
我が家で2つ使用している3ギャング6ボタンのスイッチです。他に1ギャング2ボタン、2ギャング4ボタンのラインナップがあります。ギャングという言葉の意味が解らないので使い方間違っているかも(笑)
3ギャング6ボタンだとAliexpressで2000円弱くらいで売られています。
見た目はチープながらシンプルで良いと思います。ストロークは浅いですがクリック感は良いです。
土台とリモコン部分は磁石でくっつきます。
土台は幅が広いので日本の住宅には合わないかも。
土台は使わずにスイッチカバーの上から貼り付けてますが見た目はイマイチです。
それにしても電池交換の仕方が異常に分かりにくく最初は使い捨てなのかと思いました(笑)
ググるとYoutubeで解説している外国人が多数います。強引にスイッチ部分をめくらなくてはいけません。この構造にしたのは正直謎です。
Home Assistant+ZHAでは各ボタンそれぞれ1回押し、2~3連押し、長押し、長押し後のリリース、という5パターンのトリガーに対応しています。
ちなみにそれぞれ"(alternative)"というモードが用意されているんですがZHAではそれを使わないと動きません。
Tuya 3ギャングスイッチ(TZ-3000/TS-0043)
他のモノを買うついでになんとなく買ってしまった3ギャング3ボタンのスイッチです。ってか6ボタンかと思って買ったら3スイッチです。
Aliexpressで1500円くらいで売られています。
ネットでは商品画像が見つけられないほどのマイナー商品(?)ですがちゃんとZHAで使えました。
見た目は安っぽいですがクリック感はストロークもあり悪くありません。
土台とリモコン部分は磁石でくっつきます。
Home Assistant+ZHAでは各ボタンそれぞれ1回押し、2連押しに対応しており2パターン×3ボタンというシンプルさです。スイッチのストロークが大きいからトリプルクリックとか現実的じゃないんでしょう。
これは自分の部屋の枕元に置いて使ってます。
そんなワケでスマートホーム化にも物理ボタンスイッチは必要というお話でした。
では。