Sympapaのスマートホーム日記

スマートなんとかはスマートじゃない方法でつくられている

Wi-Fiの問題を「相性」で片づけることにしたハナシ

お久しぶりのSympapaです。
新居に住み始めてから3ヶ月ちょいになりました。
Home Assistantによる新居のスマート化は着々と進めておりやりたかったことは8割方完了しました。
なのでブログネタは推定5年分(笑)くらい溜まっていますが、なかなか書いている時間がなく。。。
そんな中Wi-Fiのお悩みが発生したので書いておこうかと思います。


引っ越し後の3カ月間、我が家のネットワーク・Wi-Fi環境は以下のようになっていました。
・AP-1: 最近買ったBuffaloのWi-Fi 6E対応モデル・・・ルーター、1階の5GHz Wi-Fi担当
・AP-2: 数年前に買ったBuffaloのWi-Fi 6対応モデル・・・AP、2階の5GHz Wi-Fi担当
・AP-3: NECの古いの1・・・AP、東側エリアの2.4GHz Wi-Fi担当
・AP-4: NECの古いの2・・・AP、西側エリアの2.4GHz Wi-Fi担当


流行りのメッシュも気になるところですが、メッシュは非構築で4台のAPを有線で接続し異なるSSIDで運用。
我が家には2.4GHzにしか対応していないIoTデバイスがゴロゴロ転がっているので、2.4GHz専用のAPと5GHz専用のAPに分け負荷を分散しようかなと思いこうなりました。
2.4GHz帯にはHome Assistantで使っているZigbeeもいるのでチャンネルは被らないよう設定しています。


なのですが、ロボット掃除機"Deebot X1 OMNI"をAP-4に接続すると、数時間で断続的にWi-Fiが切断し始め1日後には切断されっぱなしになる問題が。。。
以前、Wi-Fiがちょいちょい切断しお行儀が悪いと書いた"Edison smart ミニシーリングライト”はAP-4に接続していて、暗号化モードを”WPA/WPA2-TKIP/AES”から”WPA/WPA2-AES”へ変更することで安定しています。
なのでアホの一つ覚えでAP-4の設定の色々なパラメータを弄りまくりましたが、どうあがいても改善せず。。。


諦めて、嫌いな「相性問題」という言葉を使うことにしました(笑)
DeebotとAP-4: NECの古いの2との相性がすこぶる悪いのだろうと。
それでAP-4を退役させて4台から3台に減らして以下の構成にし、AP-2には2.4GHzも担当して貰い、そこへ"Deebot X1 OMNI"を接続することにしました。電気代も減るしね(笑)
すると"Deebot X1 OMNI"の接続は絶好調になりました。
こうなると、APは複数あった方が良いし、メーカーも複数あった方が良さそうねってハナシになります。
・AP-1: 最近買ったBuffaloのWi-Fi 6E対応モデル・・・ルーター、1階の5GHz Wi-Fi担当
・AP-2: 数年前に買ったBuffaloのWi-Fi 6対応モデル・・・AP、西側エリアの2.4GHzと2階の5GHz Wi-Fi担当
・AP-3: NECの古いの1・・・AP、東側エリアの2.4GHz Wi-Fi担当


各デバイスの設定をするのは面倒なので、AP-2はBuffaloなのに2.4GHzのSSIDが"aterm-xxxxx"になりました(笑)
って考えると、SSIDはデフォルト設定されているものじゃなくて、最初から我が家のオリジナルなのに変えときゃよかったねって思いました。


まぁそんなワケで小ネタでした。
それでは。

Wi-Fiがちょいちょい切断するのが暗号化モード変更で解決したハナシ

Sympapaです。

ちょっと前に、新居の洗面所とウオークインクローゼットで使おうと思っているお気に入りのスマート照明”Edison smartミニシーリングライト”のWi-Fiが、条件が揃ってないとちょいちょい切断されるのでWi-Fi嫌いだーという話を書きました。


我が家ではアクセスポイントが3台稼働しているのですが仮にアクセスポイントA,B,Cと名付けたとすると、アクセスポイントAにEdison smartシーリングライトを繋いだ場合、距離にさほど関係なく頻繁に接続が途切れていました。でも他のデバイスをアクセスポイントAに接続しても何の問題もありません。状況的にEdison smartミニシーリングライトは他のデバイスと比較してWi-Fiのお行儀が悪いのだろう思っていますが、Edison smartミニシーリングライトの代替になりそうなスマート照明って無いからなんとして使いたいんですよね。ってか2個買っちゃってるし(><)


じゃあ他のアクセスポイントに接続すればいいじゃんってことになりますが、もうすぐ引っ越す新居でのアクセスポイントとデバイスの配置を考えるとEdison smart ミニシーリングライトはアクセスポイントAに担当して貰いたいのです。


世の中のWi-Fiで通信するスマートデバイスやスマート家電の類の大半は、最近のものであっても2.4GHz帯にしか対応していません。問題のEdison smartミニシーリングライトも2.4GHz帯のみに対応していてガジェヲタの私が住む我が家の2.4GHz帯は混雑しまくりです(汗)
3台のアクセスポイントの2.4GHz帯のチャネルはそれぞれ被らないように設定していますが、どのアクセスポイントが調子悪いとかどのエンドデバイスが調子悪いとかではなく、組合せによっては接続がちょいちょい切断したりします。
ひとつの要因としては、ご近所さんでも同じチャネルを使用しているなどの要因で混雑していることが考えられます。実際、先日の記事で書いたように、Edison smartミニシーリングライトを接続しているアクセスポイントAを混雑しているチャネルから比較的空いているチャネルに変更したところ接続状態が改善しました。


しかし様子見していると、やはりWi-Fi接続が数十秒から数分間途切れる現象が時々起きていました。
途切れる時間の間隔に着目してみると、だいたいですが30分か1時間か2時間か。。。たぶん30分間隔の定期的イベントが発生した時に切断されることがあるんだなと考えました。
そこで問題のアクセスポイントAの設定画面とにらめっこしていたところ、暗号化キー更新間隔が30分だったのでコレがクサいかも?と考えました。
じゃあ暗号化キーの更新間隔を延ばしてみるかとも思ったのですが、3台のアクセスポイントの設定画面を見比べていたところ、問題のアクセスポイントAの暗号化モードは”WPA/WPA2-TKIP/AES”になっていて、アクセスポイントBは”WPA/WPA2-AES”、アクセスポイントCは”WPA2-AES”になっているのをみつけました。
んで、問題のアクセスポイントAの暗号化モードを”WPA/WPA2-TKIP/AES”から”WPA/WPA2-AES”へ変更したところ、Edison smartミニシーリングライトWi-Fiがちょいちょい切断する問題が解消しました\(^o^)/
ってかこの際”WPA/WPA2-AES”じゃなくて"WPA2-AES”にした方が良さそうだけど、さて我が家にはWPA2に対応していないデバイスって無いのだろうか?


んで、この暗号化モードなるものが何なのかあまり解っていません。WPA2のがWPAより新しい規格でTKIPとAESは暗号化方式ってことくらい。WPAよりWPA2のがセキュリティに強くてTKIPよりAESのがセキュリティに強いんだろうと思っています。そして、古いデバイスではWPA2に対応していないかもなのでアクセスポイント側でWPAとWPA2、TKIPとAESのどちらにも対応できるモードが選択できるようになってるんだろうと思っています。
一見、セキュリティのリスクを除いては”WPA/WPA2-TKIP/AES”を選択しておけば多くの方式に対応できて互換性が高まりそうですが、そのモードにしておくと不安定になるなんてこともあるんですね。
Edison smartミニシーリングライトが暗号化キー更新の度に「おいお前、WPAなのかWPA2なのか、TKIPかAESかどっちなんだよ?」って迷って切断されてしまうのでしょうか?(笑)


まぁそんなワケで備忘録として、そしてEdison smartミニシーリングライトWi-Fi切断にお悩みというまずほとんど存在しなさそうな人のために書いてみました(笑)
それでは。

スマートホーム関連の引っ越したらやることリスト

Sympapaです。


あと2週間くらいで新居へ引っ越す予定です。
引っ越したら当然誰でもバタバタすると思いますが、照明の設置やらLAN関連の設定やらHome Assistantの設定やらでスマートホームヲタク的には大忙しですね(笑)
そんなワケで、スマートホーム関係の引っ越したらやることリストを書こうと思います。
基本はHome Assistantでスマートホーム化しますが、Google Homeの設定も必要ですね。


1) 玄関周り・トイレ・階段・廊下の照明自動化
何はなくともまずは照明の自動化です。居室以外は全て自動化する計画ですが、まずは今までも自動化していた場所から手を付けます。
Home AssistantによるDIYが前提なので、防水が必要な屋外の照明以外は人感センサー付の照明を設置していません。また、イマドキのダウンライトはLED一体型が主流ですが、スマート電球が使えるように一部を除いてはあえてE26電球型のダウンライトを採用しています。
基本は赤外線人感センサーを使って自動化しますが、トイレは既にTuyaのミリ波センサーと赤外線センサーを組み合わせて自動化しているのでそれをそのまま移植します。


2)シューズクローク・ウオークインクローゼット・洗面所・収納の照明自動化
今まで自動化していなかった洗面所・収納、あるいはそもそも今住んでいる家には無かったシューズクローク・ウオークインクローゼットの照明も自動化します。
ウオークインクローゼットと洗面所は赤外線人感センサーでは思った挙動を得ることが難しそうなのでトイレと同じくTuyaのミリ波センサーも使って自動化する予定です。
シューズクロークは狭いし赤外線人感センサーでいけるかな。
ドア付き収納は照明は設置していませんがほとんどの収納内にコンセントを設置したので、必要に応じて照明を取り付けようと思っています。収納の照明の自動化はドア開閉センサーと連動させれば良さそうですね。


3) Home Assistantのダッシュボード設置
リモコンニッチに10インチタブレットを設置してHome Assistantのダッシュボードにし、ダッシュボードから照明のシーン切替をしたり家の状態を確認できるようにします。
ダッシュボードは既にだいたい組み立ててあって下の画像のような構想ですね。引っ越し準備で一部センサーが段ボール箱の中なので、Unavailableとかunknownになっちゃってますが(汗)
ちなみに現在もやっているのですが、トイレが使用中かどうかをリビングなどから確認できるようにするのは地味に便利でおススメです。


4) LDKの照明環境構築
明るさと色温度をシーンで切り替えられるようにし、それをHome Assistantのダッシュボードと赤外線リモコンで操作できるようにする予定です。赤外線リモコンはSONYのe-inkディスプレイ付き学習リモコン:HUIS(廃番)を使います。このリモコン凄くいい(高いけど)ので似たようなの発売されないかな。。。
LDKのほとんどはスマート電球によってスマート化させますが、キッチン上のダウンライトはLED一体型のものを設置したので壁スイッチを設置予定です。



5) 居室の照明環境構築
居室にもスマート照明を設置しますが、個人的には居室はスイッチによる操作が良いと思っています。
LDKだけは間取りの関係でドアからスイッチが少し遠くなったのと今時っぽく(?)LDKが通路代わりでもある間取りなので、とりあえずLDKに入ったら1つだけ自動で照明が点くようにして、ドアからスイッチが遠い問題はZigbee接続のリモートスイッチを壁に貼り付けて対処しようかなと思ってます。
パナさん、アドバンスやコスモワイドの形をした薄型のMatter対応リモートスイッチを発売したら需要あるんじゃないでしょうか?(笑)


6)窓の鍵の施錠状態検出
これは現在もやっているのですがHome Assistant初心者の時に強引に組み立てたオートメーションをそのまま使用しているし当然ながら窓の配置や数も違うので、このあたりの見直しが少し必要です。
あと、引き違い窓のクレセント錠の形状も変わるし、現在住んでいる家にはなかった滑り出し窓も多いので、センサーの物理的な取り付け方法の見直しも必要ですね。


7) 電気錠とHome Assistantの接続
新居にはYKK APの電気錠付玄関ドアを採用しました。電気錠は100Vタイプでニッチに操作盤YSKAG B3を設置しています。
操作盤にあるHA端子(JEM-A端子)とESP32を繋ぎ、ESP Homeを使ってHome Assistantから操作できるようにする予定です。
採用したドアの実物を見たらスマートキーの仕様が思っていたのと違い、内側にはボタンが無く解錠するにはサムターンを2つ回すしかないのと外出する時に機能するオートロックが存在しないので、Zigbee接続リモートボタンでの解錠とオートロックをHome Assistantで実現したいと考えています。
sympapa.hatenablog.com


8) エアコンとHome Assistantの接続
エアコンは全て無線LAN対応アダプターを付けるか元々無線LAN対応のものにしたので、echonetlite_Homeassisantかechonetlite2mqttを使いEconet Lite経由でHome Assistantに接続します。
まぁこれをやるメリットは外出先や別の部屋からエアコンを操作できることくらいなので後回しでいいかと思いつつ、手間がかからんし家族それぞれ用にスマホダッシュボードを用意する予定なのですぐやるでしょう。


9) 太陽光発電とHome Assistantの接続
採用した太陽光発電のパワコンはオムロン製でEchonet Liteに対応しています。
なのでEchonet Lite経由でHome Assistantに接続できるはず。
オプションの電流センサーは付けていないので取得できるのは発電量と全体の消費量くらいだと思いますが、発電量に応じて昼間にエコキュートを沸き上げさせるとかエアコンを自動で調整するとか、発電量が多くて消費量が少ない日はダッシュボートに「もっと昼間に電気を使え」と促す表示をするとか夢は広がります(笑)


10) エコキュートとHome Assistantの接続
太陽光発電を採用したので昼間にお湯を沸かす「おひさまエコキュート」を採用しようかと思いましたが、工務店仕入れが得意な三菱製の「おひさまエコキュート」は機能面があまり充実しておらず従来型エコキュートより割高感があるので、従来型の夜間に沸かすエコキュートを採用しました。まぁ時計を昼夜反転させれば解決できるというのもあるし、三菱製の場合むしろ「おひさまエコキュート」の方がお湯を沸かす時間の設定の融通があまり利かないっぽいので、Echonet lite経由でHome assistantで制御するなら従来型エコキュートのが良いと判断しました。
もちろん、エコキュートのリモコンは無線LAN対応でEchonet Lite対応のものを選びました。
太陽光発電の発電量予測に応じて、発電量の多い日は昼間にお湯を沸かし、発電量の少ない日は安価な夜間電力でお湯を沸かすのを自動でやるのが野望です(笑)


11) 食洗機(Wi-Fi非対応)とHome Assistantの接続
たまに食洗機に入っている食器が「これ洗ってあるの?ないの?」ってなることありませんか?我が家だけかな(笑)
なので、いつ洗い終わったかを知ることが出来ると結構便利だと思うんですよね。
でも、新居に採用したミーレの食洗機は無線LAN対応モデルではないのでHome Assistantとの接続は諦めてました。
しかし、食洗機用の200Vコンセントと自動水栓用の100Vコンセントがキッチンの奥の見える箇所に設置されていたのでESP32用の電源も確保できるし、200Vコンセントに延長ケーブルをかませてESP32に繋いだクランプ電流計で電流を拾えば、洗い終わったのを検出してHome Assistantのダッシュボードに洗い終わった時間を表示させることも出来そうですね。まぁこれも電子工作が面倒なので後回しか。。。


12)洗濯機とHome Assistantの接続
我が家の東芝製ドラム式洗濯乾燥機は選んで買ったわけではないのにWi-Fi接続対応です。まぁ出来ることは単にアプリに「乾燥始まった」とか「洗濯終わった」とか警告とかの通知が来たり、アプリで残り時間を見たりできるだけですけど。
APIが公開されていないのでダッシュボード用のタブレットに届いた通知を検出して、ダッシュボード上に洗濯機の状態を表示したり、Google Homeから音声で「洗濯が完了しました」と喋らせたりしています。
これは現在もやっていることなのでそのまま移植するだけですけどね。


13)郵便ポストに郵便物が入っているかの取得
今住んでいる家よりも新居の方が不便そうなモノとして郵便ポストがあります。今時の住宅では断熱性や気密性を確保するため、壁を貫通するポストをは採用しないのが一般的です。もちろんお金さえ出せば断熱気密処理された壁を貫通するポストも無いわけではありませんが特殊で高価です。
なので普通の壁に取り付けるポストを採用したワケですが、ポストに郵便物が入っているのか家の中からは判らないし取ることもできません。
せめて郵便物が入っていることを家の中のダッシュボードで知ることが出来れば不便さは軽減されそうですよね。
ポスト周りに電源が無いのでZigbee接続のドア開閉センサーを使って、投函口の蓋が開いたらステータスを「郵便物あり」にし、郵便物を取り出す蓋を開いたら「郵便物なし」にするって感じでいけるかな。


14)ロボット掃除機とHome Assistant及びUI構築
ロボット掃除機なんて基本はフルオート動かせば良いんですが、「今すぐここを掃除して欲しい」ってこともありますよね。
スマホを取り出してアプリを起動してってやるのはちょっと面倒なのと奥様が使いこなせないので、下の図のようにHome Assistantのダッシュボードからワンタッチで部屋やエリアを選んで掃除させることを妄想しています(笑)
ロボット掃除機の基地は廊下の収納に設置するので、その基地と掃除する目標地点との間にある扉が開いているかもチェックし、開いていなければGoogle Homeから音声で警告してくれるようにもしたいと妄想しています。これは新居の各エリアについて掃除機の座標を取得したりUIを組み立てるのに結構手間がかかりそうなので冬休みの宿題かな。


15) 温湿度計・CO2濃度計の設置
新居は90%全熱交換式の第一種換気を採用しました。基礎断熱の床下を換気に使用するタイプです。
基礎断熱なので床下の換気はこの第一種換気システム頼みになりますが、床下が室内と同じになるのでカビが生えたらシャレになりません。
そんなワケで室内、床下、天井裏の数カ所に温湿度センサーを設置し、結露リスクをダッシュボードに表示したり、露点に近づいたらエアコンを自動で動かして乾燥してやろうなんてことを妄想していますが、まぁ温度と湿度を元にエアコンの制御するアルゴリズムを考えるのが大変そうなので妄想に終わるかも(笑)


16)カーテンの自動化
現在はカーテンロボットは導入していませんが、新居ではリビングの掃き出し窓に導入したいと考えています。
現在日本で買えるものでHome Assistantと接続できそうなのだとSwitchbotか+Styleの2択だと思いますが、Amazonのレビューを見ると+Styleのはパワー弱そうですねぇ。Switchbotのが酷評は少ないですが、それでも星3つのレビューでさえ結構よろしくないことが書かれていたりします。条件が揃わないとまともに動かないいわゆる「好きな人用デバイス」の臭いがプンプンしますが、その割に普通の人が手を出してしまうようです(笑)
AliexpressでTuya系のを買ってもいいんですが、ここは返品可能なAmazonでSwitchbotのを買うのが無難ですかねぇ。


17)シューズクロークのロールスクリーン自動化
玄関の脇にシューズクロークを設けました。
玄関とシューズクロークの間にはドアを設置せず目隠し用にロールスクリーンを設置しました。
普段はスムーズに行き来したいので開けっ放しで使って来客時のみ閉めたらいいかなと。
んで、来客時にNest Doorbellの呼び出しボタンが押されると、自動で閉まってくれるといいなって考えてます。
ロールスクリーンの開閉を自動化するスマートデバイスで昇降させるビーズチェーンに取り付けるタイプだと、Aqara Roller Shade Driver E1が評判良さそうですが、2m上げるのに40秒くらいかかるみたい(Aqara以外もそう)だし、これを取り付けた場合に手動でも昇降させることが出来るのかが良くわからんので迷ってます。たぶんこのネタお蔵入りかも(笑)


そんなワケで夢はムクムクと膨らみますが、手段が目的になりすぎないように気をつけないと。。。(笑)
それでは。

YKK AP玄関ドアのスマートコントロールキー(電気錠)の仕様・・・残念かも

Sympapaです。


今回はYKK AP玄関ドアのスマートコントロールキー(電気錠)の仕様のはなしです。スマートホームに興味が無い方にも読んでいただける内容になっています(笑)

ようやく新居の玄関ドアが、工事用ドアからちゃんとした玄関ドアに交換されました。
工務店の標準仕様であるYKK APのヴェナートD30です。
Home Assistantと連携したいので、100V仕様にしてJEM-A端子が付いている操作盤YS KAG-B3を導入しました。

ESP32とJEM-A端子を繋いで操作できるようにするのですが詳しくはこちらの記事をご覧ください。
sympapa.hatenablog.com


そして、ポケットキー仕様を選択しました。帰宅時にカバンやポケットに入れたままでもドアのボタンを押して解錠できるポケットキーと呼ばれるリモコンキーが2個と、カバンやポケットから取り出してドアにタッチすれば解錠できるピタットキーが3個付属しているそうです。
あとBlutooth通信でスマホアプリから操作することもできるようです。

www.ykkap.co.jp


んでですね、現在というか壊れてしまったのでちょっと前までですが、我が家では後付けスマートロックのQrio Lockを使用していてオートロック機能を使用していました。解錠してドアを開けた後にドアを閉めると自動的に施錠されるアレです。
オートロック機能は鍵を持たずに外へ出てしまい中に入れなくなる「締め出し」のリスクはありますが、出かける時にいちいち施錠の操作をしなくて良いのがとても快適すぎて、Qrio Lockが壊れてからは家族のみなさんが施錠を忘れることが時々あったりします(汗)
まぁでももうすぐ引っ越しだし、引っ越せばまたオートロックが使えるからなーと勝手に思っていました。


しかし、新居で玄関ドアが取り付けされたところで愕然としました。
まず、何を見てそう思い込んでいたのか、屋内側にもボタンが付いていていちいち二重ロックのサムターンを2個回さなくてもボタンを押せば一発解錠できると思っていたのに屋内側にはボタンが無く、2個のサムターンを回さないと解錠できません。めんどくせー。施錠する時は二重ロックの上のサムターンをひとつ回せば、下の鍵は自動で施錠されるんですけどね。
内側にボタンを付けておいてそれを押したら両方解錠されるようにしたとしても、セキュリティ的なリスクって増すもんですかね?
ってか内側にボタンがあって解錠できる玄関ドアって今まで内覧会とかでフツーにたくさん見てきたけどアレ他社製だったのか。。。
操作盤だと解錠できるのに変ですね。操作盤をリビングに付けてしまいましたが、コレなら玄関ホールに付ければ良かった。。。


そして、更なる思い込みは「屋内側からボタンを押して解錠した場合はオートロックが使える」「サムターンを回して解錠した場合はオートロックは機能しない」「なのでちょっと外に出る時などオートロックして欲しくない時はサムターンで解錠したらいい」というものです。どこかで見てYKK APの玄関ドアだと強烈に思い込んでいました。
しかし、実際のYKK AP玄関ドアのスマートコントロールキーのオートロック機能は、帰宅時にリモコンキーやタグキーで解錠した場合に一定時間経過後に自動的に施錠するというもので帰宅時にのみ有効であり、外出する時に機能するオートロック機能は無いことが判りました。うーむ不便だ。


まとめると、帰宅時に外側から解錠する時は「ポケットキーとかリモコンキーでワンタッチ解錠可能」、帰宅時に内側から施錠する時は「上のサムターンを回せば下の鍵も施錠されるし、設定すればオートロック機能も使える」、外出する時に内側から解錠する時は「サムターン2個を回す必要がある。」、外出する時に外側から施錠する時は「ポケットキーとかリモコンキーでワンタッチ施錠が可能だがオートロック機能は無い」、という仕様になっていて、外出する時にはサムターンを2個回して解錠し外へ出た後オートロックは使えないということになります。
まぁQrio Lockのオートロックを経験していなければ何も思わなかったのかもしれませんが、私にとってはこれはちょっと謎仕様です。


まぁHome Assistantと連携したいからと無意味に操作盤YS KAG-B3を導入したもののこの連携をどう活用するかなんてあまり考えてなかったのですが、この玄関ドアの仕様を知って「連携できるようにしといて良かったー」ってなりました(笑)
そして「Home Assistantを使って便利にする」お題が出来ました。
引っ越したらバタバタするし、電気錠絡みはESP32を使った電子工作が面倒になるので後回ししようと思っていたけど、優先度を上げる必要がありそうです。
構想としては極めてシンプルですが以下のような感じですかねー。(ドア開閉センサーを使うの前提)


1)Zigbeeのボタンスイッチを玄関の近くに貼り付け、そのボタンを押すと解錠する。
2)ボタンを押して解錠し、ドアを開いてドアが閉まると自動的に施錠する。
3)ボタンを押して解錠した後30秒くらいドアが開かなかった場合は自動的に再施錠する。


ZigbeeWi-Fi経由で鍵を操作するのはセキュリティ的にアレなのかなぁと思いますが、玄関にはGoogle Doorbellがあるし中にもカメラを設置する予定ですしね。


ちょっと良い対策がないかを考えてみます。


それでは。

Wi-Fiが嫌いになった件

Sympapaです。


LANやWi-Fiが欠かせなくなってからかなりの年月が経ちましたが、未だネットワーク関係って素人にはワケがわからんですよねー。ルーターの設定画面なんて半分以上はチンプンカンプン。素人とはいっても私はそこそこのガジェヲタで真の一般人ではないのにワケがわからんので、たぶん凄まじくワケがわからん世界だと思います(笑)
Wi-Fiも難しい。スマートホーム化にハマってからはWi-Fiがちょいちょい切れるのが気になるようになりました。スマートホームバイスなんて通信するデータ量はたかが知れているので速度は要らないはずですが、即応性が必要なのでちょこっとでも切れるととても気になったりします。
我が家では3つのWi-Fiアクセスポイントが稼働していてWi-Fiのチャネルはなるべく被らないようにズラしていますが、どのアクセスポイントが調子悪いとかどのエンドデバイスが調子悪いとかでもなく、組み合わせによってとても最悪な接続状況になったりして、スマートホームバイスを接続するようになるまでは気づいていなかった「相性」らしきものがかなり存在します。
そして相変わらず素人には取り扱えない状況のまま、どんどんWi-Fiで接続するスマートホームバイスや家電が増えてきて、更にそれらの大半は未だに2.4GHzにしか対応していないので混雑も激しくお手上げ感半端ないんです(汗)

もうすぐ引っ越すので、今日は新居でのアクセスポイントの配置とデバイスの配置を考えて、距離が近いアクセスポイントに接続するようにデバイスの設定を見直していたのですが、結構相性問題にぶつかりました。
ひとつはマイデスクトップPCを特定のアクセスポイントに繋ぐと結構な頻度で切断する点。まぁこれは新居では有線LANになる予定なので特に問題ありません。
特に難儀したのは、新居で洗面所とウオークインクローゼットに使おうと思っているEdison Smart ミニシーリングライトです。


この照明、ユーティリティ部屋の照明としてはシンプルなデザインでとても明るくてかつスマート機能がある珍しい存在でかなり気に入っているのですが、如何せんWi-Fiに難があり過ぎて条件によっては数分間連続して接続することも困難なのです。最初はHome Assistantのカスタムインテグレーションから無理くりローカルでアクセスしているので頻繁にアクセスするとポートが閉じるとかの問題があるのかと思っていましたが、いつからかWi-Fiの問題であることは気づいていました。
sympapa.hatenablog.com


たぶんEdison Smart ミニシーリングライトは、混雑しているWi-Fiのチャネルに物凄く弱いんです。
前述したとおり、我が家ではWi-Fiアクセスポイントが3台稼働していますがなるべく被らないようにチャネルをズラしています。でも、Home Assistantで使うセンサーや電球などはZigbee接続のものが大半を占めていて、調べたところZigbeeWi-Fiと同じ2.4GHzを使っているので干渉します。我が家ではZigbeeの11チャネルと15チャネルを使っているので、Wi-FIのチャネル1から5くらいまではモロ被りです。
www.ibsjapan.co.jp


更にAndroidWi-Fi Analizer的なアプリとにらめっこしているとご近所のWi-Fiの電波がチャネル1~7くらいまでひしめき合っていて、Zigbeeも含めてかなり渋滞していそうでした。結果としてはスマートホームバイスに使用するアクセスポイント2台をチャネル9と11に固定したら安定したように見えるので様子見中です。
そういう意味では、新居はガルバリウムの外壁とLow Eガラスの窓によって携帯電話の4Gや5Gの電波が家の中にすごく届きづらい問題を抱えている反面、ご近所のWi-Fiの電波が家の中まで届きづらい環境になるのでとても楽しみですねぇ(笑)


というワケでWi-Fiってワケわからん嫌いだわ~、Wi-Fi接続のスマートデバイスや家電がどんどん増えて厄介だわ~、そもそも相性とかある時点でメーカーさんもワケわかってない部分があるよねというお話でした。
それでは。

[追記]
Edison Smart ミニシーリングライトの問題は最終的に↓こちらの方法で抜本的に解決しました。
sympapa.hatenablog.com

Qrio Lock 逝く

Sympapaです。


私がスマートホーム化にハマったのは2020年のことでした。
最初は確か音声で赤外線リモコン付きの照明やテレビを操作したいと、Google HomeとNaturte Remoを購入したのがきっかけだったと思います。
その次に玄関ドアの鍵を自動化したくてQrio Lockを購入しました。
基本的な機能のひとつであるオートロックだけでも、出かける時にいちいち鍵を閉めずに済んで人の動作を変えるアイテム。解錠をスマホからするのはさほど便利なわけでもありませんでしたが外出先からも施錠状態が確認できて安心。自動で解錠してくれるハンズフリー機能は動作の確実性がいまひとつだったかな。。。いずれにしても便利でQrio Lockの導入はスマートホーム化にハマる大きなきっかけになりました。


そんな我が家のQrio Lock Q-SL2が昨日お亡くなりになりました。モーターが動かなくなったのです。
Amazonの購入履歴によると購入したのは2020年7月。2021年2月にサムターンの位置の検出がおかしくなって交換しているので、そこから数えると2年半くらいの命でした。
ドア開閉の振動も受けるし電子デバイスとしては比較的過酷な環境に晒されるので短命とみるかどうかは微妙ですが、購入当時は25,000円くらいしたので1年10,000円は高いですね。セサミくらいの価格ならまぁこんなもんかってなるでしょうけど。
まぁでもスマートホーム化の便利さと楽しさを教えてくれたQrio Lockなので大目にみときます(笑)


あと1.5ヶ月くらいで引っ越し予定ですが、新しい家には自動ロックが内臓された玄関ドアが付いておりQrio Lockなどの後付けスマートロックは不要になります。
あと1.5ヶ月とはいえオートロックが無いのは不便なので、もう暫く頑張って欲しかったなー。
でも、引っ越したらメルカリに出品しようと思っていたので、売った後すぐに壊れて買ってくれた方に迷惑をかけるなんてことにはならずに済んで良かったと思います。そういう意味ではQrio Lockエラかった(笑)


Qrio Lockの思い出を振り返るためにこのブログを"Qrio"で検索したところ、11件ヒットしました。
sympapa.hatenablog.com


Home Assistantを導入してからは、APIが公開されていないQrio Lockをなんとか力技でHome Assistantと連携してやろうとしていたのを思い出しました(笑)


安らかにお眠りください。アーメン。


それでは。

スマートホーム: スマートフィラメント電球3種類を比較する

Sympapaです。


ペンダントライトやウォールマウントの照明には、フィラメントタイプのクリア電球を使いたいですよね。

裸電球で使うなら尚更そうなると思います。


現在の照明はLEDがほとんどですがフィラメントを模したLED電球もたくさん販売されています。
しかし、IoTなスマート電球でフィラメントタイプのものはあまり選択肢がありません。


そんなワケでフィラメントタイプのスマート電球を物色しいくつか購入したので比較にしたいと思います。
選定条件としては、①クリアガラスのフィラメントタイプ、➁照度と色温度を調整できる、③最大照度が明るい(500lm以上)、➃Wi-Fi接続かZigbee接続でHome Assistantに接続可能 です。
Home Assistantに接続する場合接続方式はZigbeeがベストなのですが、選択肢が限られるのでWi-Fiも許容することにしました。
そして、特に小さいペンダントライトなどはE17の電球を使用するものも多いのですが、E17のフィラメントタイプスマート電球となるとますます選択肢が少なくなるので灯具の方をE26電球が使えるものを選ぶことにして、E26タイプの電球を3種類購入しました。


それではみていきましょう。

■購入した電球

1.Philips HUE フィラメント球 A60 550lm E26
スマート電球界で鉄板のPhilips HUEが2023年夏から念願のフィラメントタイプの電球の販売を日本でも開始しました。今回購入したのは一般的な形状のA60ですが、なすびみたいな細長い形状のST64も用意されています。口金はE26でE17のものは販売されていません。
接続はZigbeeでなので遠隔操作したりGoogle HomeやAlexaから操作するにはHue BridgeなどのZigbeeハブが必要になりますが、Home AssistantにZigbee2MQTTなどを使って接続することも可能です。また、ハブが無い場合も、スマホBluetooth接続してPhilips HUEのアプリから操作することは可能です。
今回の3種類の中では明るさが550lmと暗めですが、暖色側の色温度の調整範囲が広く2200Kとなっています。
フィラメント(もどき)の形状はスパイラルで、ガラスは若干アンバー色になっています。
A60形状のものはAmazonでは6月9日に販売開始されその時の価格は5480円、その後最低価格では4227円まで下がりましたが、現在は5480円に戻っています。Amazon以外のYahoo!ショッピングなどで買った方が実質価格は安くなりますね。
細長い形状のST64タイプはA60タイプより900円前後高い価格で売られています。
今回は丸い一般的なA60形状のものを購入しました。
[仕様]
外形寸法 60×115mm
消費電力 7W
最大光束(lm) 約550lm
色温度 約2200~6500K
平均演色評価数(Ra) 80
www.philips-hue.com
www.philips-hue.com



2. +Style LED エジソン電球 (調光・調色) /E26PS-LIB-W06
日本のスマートデバイス界で頑張って色々販売している+Styleのフィラメントタイプ電球です。形状は丸い一般的なA60のもの一択で、口金はE26一択です。
Wi-Fiで自宅のネットワークに接続し、メーカー側のサーバーを介して遠隔操作したりGoogle HomeやAlexaから操作できます。
フィラメントの形状は直線状です。ゴールドの樹脂部分が大きくダサい印象ですがこのあたりは後で述べたいと思います。
Amazonでの価格はセール時に2780円、通常時は3480円がここ3ヶ月くらいでの推移ですが、お得な2個セットではセール時に4980円、通常時6780円で販売されています。
[仕様]
外形寸法 約φ60×117mm
消費電力 約6W
最大全光束(lm) 約810lm
色温度 約2700~6500K
平均演色評価数(Ra) 80
plusstyle.jp


3. VENTOTA (SMART HERE) スマート電球 TV2C-ST64(クリアタイプST64型)
今回購入したのは細長いST64形状のクリアタイプですが、丸い一般的な形状のA60形状と丸くて大きいG95形状も用意されてます。口金は全てE26でE17のラインナップはありません。
フィラメントは直線形状で根元の樹脂パーツ部分は白色です。
Amazonでのここ3ヶ月くらいの通常価格はA60もST64も3380円ですが、たまにセールで3042円になっているようです。
尚、クリアタイプ以外にガラスがアンバー色でフィラメントがスパイラルの雰囲気重視仕様もラインナップされていますが、明るさが300lmと暗く色温度もかなり暖色寄りとなるため今回は選択しませんでした。
いずれも口金はE26です。
[仕様]
外形寸法
消費電力 7W
最大全光束(lm) 約810lm
色温度 約2700~6500K
スマート LED電球 クリアタイプwww.finekagu.com


■ちなみにその他の候補

日本で買えるフィラメントタイプのスマート電球はそう多くはないので、私が見つけた他の候補も紹介しておきます。


Edison Smart
フィラメントタイプの電球(スマートじゃないやつ)といえばEdison bulbが結構メジャーですが、スマート電球もEdison Smartブランドでラインナップしています。
しかし、メインのラインナップと思われる一般的なA60形状と細長いST64形状に色温度調整機能が無い(2200K固定)ので今回は選択しませんでした。明るさの調整は可能です。
根元に樹脂パーツがなく見た目が良いので、色温度調整が不要であれば選択肢に入ると思います。
もともとは色温度が調整できるものも4タイプラインナップされていて口金E17のシャンデリア球もありましたが、内3種類は公式ページにSOLD OUTと書かれているのでディスコンだと思われます。
shop.edison-led.co.jp


IKEA Tradfri
大手ブランドの安心感と圧倒的コスパを誇るのがIKEA Tradfriシリーズのスマート電球です。でもIKEAが近くにない私のような田舎モンには交通費か高い送料のせいであまりコスパが良くならない問題はあります。
Zigbee接続なのでHome Assistantで使うには使いやすいですね。
残念ながらフィラメントタイプになると色温度は2200K固定で調整できず、明るさも250lmと暗いので今回は選択しませんでした。
しかし1499円と圧倒的コスパなので用途によっては有力候補になります。また、口金E17のシャンデリア球のラインナップもあります。
www.ikea.com
www.ikea.com

■レビュー

レビューと言ってもアプリで出来ることなどは似たり寄ったりなので割愛し、照明自体と接続、見た目をレビューします。


1.Philips HUE フィラメント球 A60 550lm E26
Hue Bridgeを持っていないので、Home AssistantでZigbee2MQTTを使って接続した場合のレビューになります。

まず、Zigbee2MQTTを使ってHome Assistantと接続しようとしたところLTA013として認識されましたがサポートされていませんでした。発売から2~3ヶ月経っているのにサポートされていないので、この電球はHome Assistantユーザーの少ない日本専用モデルなのかもしれません。
少し四苦八苦しましたが自力で対応させることが出来たのでとりあえず使用出来てますが、サポートもお願いしておきました


さて、照明自体を見てきます。
スパイラルコイル状のフィラメント(もどき)には、上側に2200K、下側に6500KのLEDが配置されていて、2200Kか6500Kに設定した時はどちらかしか光りません。その間の色温度を設定した場合は両方光りますがその照度の比率で色温度を調整するので、最大照度の550lmで光るのは色温度が中心(4850K?)の時だけということになります。明るさはスペック上は他の2種は最大810lmなので劣っているのですがそこまでの違いは感じられません。
また、最低照度に設定した場合の照度がかなりがっつり暗くなるので、除夜灯的使い方をする場合に威力を発揮します。
ちなみに私が持っている白いガラスの普通の電球の場合も、Philips HUEのは他メーカーのと比べてかなり暗くなります。
寝室など眠る部屋に使う場合はPhilips HUEがおススメです。
色温度の調整範囲は他の2種類は2700~6500KですがこのPhilips HUEは2200~6500Kなので、より暖色側に調整出来ます。白いガラスの普通の電球の場合は2200Kまで暖色に寄せたいケースがあまりないのですが、雰囲気も重視されるフィラメントタイプの電球では、2200Kまでカバーしているのはアドバンテージではないかと思います。また、
電源ON/OFF時にフェードします。フェードをOFFにする設定は出来ません。


外観では、ガラスが若干アンバー色でスパイラルコイル状のフィラメント(もどき)になっていますが、そのフィラメント部分は思ったより太く、根元の黒い樹脂パーツの形状のせいもあってか個人的にはレトロ感が薄いと感じました。
そして、根元の黒い樹脂パーツは小さいのですが、これまた形状のせいか灯具との色のバランスなのか意外に違和感があります。

更に、照度を落としたときに結構LEDのツブツブがはっきり見えるので、この点もレトロ感を薄めています。

これはこれで、クルマで例えるとミニやビートルのようなネオレトロっぽくて格好良いとも思えますが、ちょっと思ってたイメージとは違うかも。。。
シェードのある灯具では気になりませんが裸電球で使うのは少し違和感あるかも。


2. +Style LED エジソン電球 (調光・調色) /E26PS-LIB-W06
まず、接続に関してみていきます。+Styleのアプリに登録すれば、メーカー側のサーバーを介してアプリから操作したりGoogle HomeやAlexaとの連携が可能になるワケですが、Tuyaのプラットフォームを使用しているようでTuyaアプリやSmart Lifeアプリへの登録も可能です。
そうなると、TuyaのAPIも使えるしHome Assistantとの接続も可能です。Home AssistantとTuyaの連携については後ろの方で少し書きたいと思います。
操作のレスポンスはすこぶる良く「本当に海外のサーバーを経由してるの?」という早さで反応します。たまに遅い時はありますが、それでも体感的に1秒かかることはまずありません。
あと、Wi-Fiを接続に使うスマートデバイスはモノによってはWi-Fi環境を選びます(Wi-Fiの設定やチャンネルの混み具合などの影響を受けやすい)が、この+Styleの電球はそのあたりにかなり強い部類だと思います。


次に照明自体を見てきます。
4本の直線のフィラメント状LEDが配置されていますが、2本が2700K,2本が6500Kになっているので、2700Kか6500Kに設定した時は2本しか光りません。
その間の色温度を設定した場合は4本光りはしますがその照度の比率で色温度を調整するので、仕様上最大の810lmの明るさになるのは色温度がど真ん中(4600K?)の時だけになります。
照度については最低照度にしてもPhilips HUEほど暗くはならず、例えば2700Kで最低照度に設定した時には感覚的にPhilips HUEの20%くらいの明るさです。それでもVENTOTAのよりは暗くなります。
電源ON/OFF時にフェードします。フェードをOFFにする設定は出来ません。
また、ある時期に数日間、光がフリッカーのように軽くチラチラする現象を経験したことがあります。Amazonのレビューでも1つだけですが、同様の現象が起きるという他の方のレビューを見かけました。その後再現されていないので問題ありませんが、電源の安定性に対してシビアとか何か問題があるのかもしれません。


外観については、購入前に気になっていた大きいゴールドの樹脂パーツが裸電球で使うには結構違和感ありますね。でもシェードの中に入ってしまえばシェードが透明のガラス製であってもほとんど気になりませんし、ガラス製のシェードの場合でソケット部分の色がゴールドに近い場合はむしろコレの方が良いかもしれません。


3. VENTOTA (SMART HERE) スマート電球 TV2C-ST64(クリアタイプST64型)
こちらも+Styleと同じくTuyaのプラットフォームを使用しているようなので、TuyaアプリやSmart Lifeアプリへの登録も可能です。
ただ、+Styleと比べるとONにする時のレスポンスがたまに悪いことがあり、なんというかスリープしてるの?って感じで1.5秒くらいかかる時があります。Wi-Fi環境に左右されやすいのかもしれません。切断されてしまったことはありませんけど。


照明そのものの部分を見てきます。
4本のフィラメント状LEDが配置されていますが、2本が2700K,2本が6500Kになっており2700Kか6500Kに設定した時は2本しか光らない点は+Styleと同様です。
照度の調整については、最低照度にしてもあまり暗くはならず、1%に設定した時にPhilips HUEの35%くらいで、+Styleの5%くらいでしょうか。
がっつり暗くしたいという人にはおススメできません。
また、折角調光機能があるのに電源ON/OFF時にフェードしない点もちょっと残念です。


外観は、根元の白い樹脂パーツが目立ちはしますが、古い人間には「碍子(ガイシ)」っぽく見えないこともないので意外と裸電球でも違和感なかったです(笑)
あとガラスの品質があまりよろしくなく、何故か内側に1mm大くらいの凹みが1つあり、それ以外にも細かい気泡みたいのがありました。

■まとめ

性能と品質面だけで言うとPhilips Hueがダントツで良いです。
特に寝室など眠る部屋に使うのであれば最低照度でガッツリ暗く出来て色温度の暖色側が2200Kまで設定できるPhilips Hue一択かなと思いました。
そこまで求めなければ+Styleは良いと思います。
VENTOTAは最低照度でもあまり暗くならない点と、ONにした時のレスポンスがたまに悪い点が気になりました。


外観はやはり根元の樹脂パーツが悩ましいところです。+Styleのゴールドの樹脂パーツは大きいし、Philips Hueの黒い樹脂パーツは小さいんですが形状のせいか色のせいかちょっと違和感を感じました。でも、シェードのある灯具であればシェードが透明でもあまり気にならないとは思います。
意外にも、VENTOTAの白い樹脂パーツが目立たないと感じましたが、そもそも形状が細長いST64なので裸電球向きだし通常のA60形状だと目立つと感じるのかもしれませんし、Philips Hueも形状がST64であれば樹脂パーツの存在があまり気にならないのかもしれません。
そういう意味では、今回購入していないEdison Smartは根元の樹脂パーツが無いので気になる存在です。色温度を変えられるものもST64形状だけはまだ販売されているようなのでそれを買うというテもありますが、特に耐久性とWi-Fiの安定性が微妙そうなレビューがAmazonに複数あるのでちょっと躊躇っています。

■おまけ

1)Philips HUE フィラメント A60 550lm E26 (LTA013)をZigbee2MQTTに自力で対応させる
ここの手順で下記のExternal converterを追加してうまくいきました。

const fz = require('zigbee-herdsman-converters/converters/fromZigbee');
const tz = require('zigbee-herdsman-converters/converters/toZigbee');
const exposes = require('zigbee-herdsman-converters/lib/exposes');
const reporting = require('zigbee-herdsman-converters/lib/reporting');
const extend = require('zigbee-herdsman-converters/lib/extend');
const ota = require('zigbee-herdsman-converters/lib/ota');
const tuya = require('zigbee-herdsman-converters/lib/tuya');
const utils = require('zigbee-herdsman-converters/lib/utils');
const globalStore = require('zigbee-herdsman-converters/lib/store');
const e = exposes.presets;
const ea = exposes.access;

const definition = {
    zigbeeModel: ['LTA013'],
    model: '929003596001',
    vendor: 'Philips',
    description: 'Hue Filament A60 550lm E26',
    // Note that fromZigbee, toZigbee and exposes are missing here since we use extend here.
    // Extend contains a default set of fromZigbee/toZigbee converters and expose for common device types.
    // The following extends are available:
    // - extend.switch
    // - extend.light_onoff_brightness
    // - extend.light_onoff_brightness_colortemp
    // - extend.light_onoff_brightness_color
    // - extend.light_onoff_brightness_colortemp_color
    extend: extend.light_onoff_brightness_colortemp({colorTempRange: [222, 454]}),
};

module.exports = definition;

2)Tuya系デバイスをHome Assistantに接続する方法
Home Assistantには"Tuya"インテグレーションがあらかじめ用意されています。Tuyaのサーバーを介して接続できます。
また、ローカルで接続できるカスタムインテグレーションとして、"Local Tuya"インテグレーション"Tuya Local"インテグレーションがあります。
2023年9月現在はいずれも問題なく使えてますが、私は"Tuya Local"をメインに使ってます。
sympapa.hatenablog.com


それでは。