Sympapaのスマートホーム日記

スマートなんとかはスマートじゃない方法でつくられている

Edison Smart ミニシーリングライトのレビューとHome Assistantへの接続にトライする

Sympapaです。


家を建てる計画も大詰め段階に来ており現在、照明の検討中です。って前回も書かいたな(笑)
当然ながら(?)照明のスマート化は必須ですが、既に予算オーバーなので高価な照明メーカー謹製のスマート照明システムは入れられそうにありません。
設定の自由度という点でもHome Assistantには及びませんしね。(強がり)
Echonet Liteに対応するものならHome Assistantと連携して色々できそうですけど。。。


Home Assistantを使って照明をスマート化するのであればZigbee接続のスマート電球を使うのが手っ取り早いのですが、一般電球を使用するタイプの灯具が希少になって来た昨今の住宅事情においてはなかなか厳しかったりします。
ダウンライトに至ってはE26口金の一般電球を使うタイプは絶滅危惧種になっており、しかも建てる家は屋根断熱なのに工務店からは「ダウンライトは断熱対応じゃないとダメ」と言われています。断熱対応でE26電球を使うダウンライトを探して、生産終了品ですが在庫が流通しているコレを使うことにしました。
しかし実際問題、電球タイプのダウンライトはLED一体型のダウンライトと比べると光のロスが多いのか同じ60W相当でも暗くなるんですよねぇ。採用したダウンライトは電球を斜めに入れるタイプで、LEDVANCEのZigbee接続スマート電球は入りましたが、明るい100W相当のスマート電球を入れるなんてのは大きさ的には無理だと思いますし、明るさを求める場所にはこのダウンライトの採用はやめといた方が良さそうです。


そんなワケで明るさが欲しいシューズクロークとファミリークロークと階段の照明をどうしようか悩んでいました。場所的に色温度は変えられなくてもいいので、自動化を諦めて(あるいは自動化はZigbee接続壁スマートスイッチに頼って)非スマートな100WのLED一体型ダウンライトを入れようかと思っていたところでしたが、前回の記事で書いたとおりTuyaのWi-Fi接続照明を”Local Tuya"カスタムインテグレーションを使ってHome Assistantに接続する方法を確立できたのでTuya系のスマート照明ならいけるかなと。
以前から「これHome Assistantと接続できたら採用するのにな」と思っていた"Edison Smart ミニシーリングライト"はアプリの見た目がTuya系なんですよね。
そんなワケでその"Edison Smart ミニシーリングライト"を買ってHome Assistantに接続できるかトライしたので、このミニシーリングライトのレビューを書きつつそこいらへんを書いていこうと思います。

shop.edison-led.co.jp

■Edison smart ミニシーリングライト 引掛けシーリング用RST-TZ367LWHのレビュー

Edison smartはたぶんフィラメントタイプのスマート電球で有名なんじゃないかと思いますが、そのスマート電球と比較してこのミニシーリングライトは随分とAmazonのレビューでの評価が高いです(笑)
小さいけれど4畳程度の部屋を十分明るく照らすことが出来るとのレビューが多く見た目もシンプルかつスタイリッシュで、引っ掛けローゼット対応タイプ,ダクトレール対応タイプ,短いアームがダクトレールタイプと3タイプがラインナップされてます。
明るさは最大1,920lmで調光可能、色温度は2,700-6,500Kで調色可能、別売りのリモコン1,210円(たぶんBluetooth接続)も用意されています。
今回はシューズクロークとファミリークロークで使う想定なので、引っ掛けローゼット対応タイプの白色を購入しました。


大きさは下図のとおりです。


使ってみた感想としては、まず凄く明るい!
4畳どころか6畳の天井中央に付けても壁を十分に照らし切る明るさです。そんなはずないとは思うのですが4700lmと倍以上の明るさを持つはずのYeelightの8畳用シーリングライトと比べても遜色ありません。そんなはずはないと思うので私の目が腐っているだけかもしれません(笑)
このシンプルさこの小ささでこの明るさ、そしてアプリからの操作やGoogle HomeやAlexaに対応し、調光,色温度調整が出来るスマート照明、評価が高いのも納得です。
弱点は、最低の照度にしてもあまり暗くならない点かな。小さいせいで最低照度にしても直接このシーリングライトを見るととても眩しく、また除夜灯モードみたいなのも無いのでとにかく最低照度でも直接見ると眩しいんです。
居室にも十分使える明るさではありますが直接見ると眩しいので、寝室や子供部屋など「睡眠」をとる部屋のメインの照明には向いてないような気がします。
余談ではありますが、Yeelightのシーリングライトの除夜灯モードは全体ががっつり暗くなりとても素敵な雰囲気になります。本体の見た目はフツー過ぎるシーリングライトなので一長一短ですが。(汗)
shop.edison-led.co.jp

■Home Assistant以前にTuyaアプリに登録できるのか?

そもそもEdison Smartアプリの見た目がTuyaアプリとそっくりだしたぶんTuya系OEM製品「だろう」というだけで、このミニシーリングライトがTuyaのアプリに登録できるという情報はひとつも見たことがありません。加えてひとつだけEdison smartの「電球」がTuyaのアプリに登録できたという情報を見たので、まぁこっちのミニシーリングライトもTuya系OEMだろうという憶測だけでポチっています(汗)
というワケで今回もTuyaアプリとの違いが良く判っていませんがSmart Lifeアプリを使って接続していきます。


前回の+Styleの電球の時Wi-Fiへの接続がなかなかうまくいかず何回も繰り返してやっと接続してくれましたが、このEdison Smart ミニシーリングライトBluetoothを使ってスマホとやりとりしWi-Fiの設定を補助してくれるのでスムーズにWi-Fiに接続されました。
Edison Smart ミニシーリングライトもあっさりSmart Lifeアプリに登録できました。このミニシーリングライトはTuya系OEM品であることは確定です。


ちなみにアイリスオーヤマのスマート照明もTuya系OEMでTuyaアプリに登録できるという噂です。世界各国で結構な数の企業がTuya系OEMの商品(あるいはメインのハードは自社開発でスマートコントロール部分だけTuyaのプラットホームを使ってる?)を販売していますね。Tuyaすげーな。
日本の有名家電メーカーは使いにくいガラパゴスプラットフォームでスマート化を図っているので、アイリスオーヤマさんは良く解っていらっしゃる気がします。上から?(笑)

■Home Assistantへの接続を試みる

前回の記事で書いた通り、Home AssistantにTuya系デバイスを接続するのには”Local Tuya"カスタムインテグレーションを使います。
Home Assistantには純正のTuyaインテグレーションがあるのですがクラウドAPIを使用しており、クラウドAPIが高額サブスクになっているので実質的には使えないようです。
一方”Local Tuya"を使うには、デバイス毎に与えられた"Device ID"と"Local Key"を取得する必要があります。
”Local Tuya"には"Device ID"と"Local Key"をクラウドAPIから自動取得する機能があるらしいのですが、クラウドAPI側の仕様が変わっているのか私がヘタレなのかどうも"Local Key"をうまく取得してくれません。今回も、前回+Styleの電球の"Device ID"と"Local Key"を取得した時と同じ裏技的方法で無事に取得出来ました。
sympapa.hatenablog.com


さてHome Assistantの設定です。
"Local Tuya"の設定でデバイス追加を選ぶと、ちゃんとこのミニシーリングライトが表示されました。それを選択して"Local key"などを入力して[送信]ボタンを押します。押しましたが。。。
"Connection to device succeeded but no datapoints found, please try again. Create a new issue and include debug logs if problem persists."ってメッセージが表示されました。前回の+styleの電球では表示されなかったメッセージです。
うーん接続出来てるのにダメなのか。。。嫌な予感。。。
そもそも前回の+Styleの電球と異なりWi-Fiの設定時にBluetoothで補助するってところの違いががなんとなく引っ掛かってはいたんですよね。


ググったところ、"Local Tuya"はTuyaプロトコルのバージョン3.1と3.3には対応しているけどプロトコル3.4には非対応で、"Tiny Tuya"というPythonスクリプトを使うとTuyaデバイスプロトコルバージョンを知ることが出来るみたいです。


Pythonスクリプトなんてこういう時しか使わないので全く使い方を覚えていませんが、なんとかかんとかやってみたところEdison Smart ミニシーリングライトはTuyaプロトコルのバージョンが3.4であることがわかりました。はい終了。(泣)
ちなみに"Local Tuya"で使えている+Styleの電球の方は、Tuyaプロトコルのバージョンが3.3でした。納得。

■ならばAlexaに頼る

幸いにも、前回の+Styleの電球にしても今回のミニシーリングライトにしても「Tuyaのサーバってどうなってんの?」って思うくらいSmart Lifeアプリから操作した時のレスポンスが爆速です。Smart LifeアプリからってかAlexaと連携してAlexaアプリから操作しても十分なレスポンスです。
なのでHome Assistant→Alexa→Tuyaというリレーで接続しても、照明の自動化に耐えるレベルのレスポンスになると思うんですよね。


しかし、Home Assistantの(仮想)スイッチをAlexaが認識してくれないので、どうやってHome AsssitantからAlexaへトリガーを送るかが課題です。"Alexa Switch"と言われる方法を使えば出来るのですがレスポンスが。。。
。。。と思っていましたが、いつの間にかAlexaがHome Assistantの(仮想)スイッチを認識してくれるようになってました。\(^o^)/


ということで、Home Assistantでこのミニシーリングライト用のスイッチを作り、Alexa側でこのスイッチをトリガーにしてこのミニシーリングライトをON/OFFする定型アクションを作りました。
レスポンスはちょっと微妙という範囲ですかね。。。平均的には0.5秒以内という感じですが時々1.5秒はかからんというくらいなので、人感センサーで自動化するとして廊下や階段のように素早く通り過ぎる場所ではちょっと厳しそうですが、シューズクロークやファミリークロークなど入って立ち止まる場所であれば許容範囲かなと思います。もちろんAlexaとTuyaのサーバが不調になったりインターネットが不調になると使えなくなる問題はあるし、Alexaがサービスやめたらどうするって不安もあります。
この不安とレスポンスを解消する手段として、Home Assistant+ESP32を使って別売リモコンの電源ボタンの端子を短絡させて操作するって荒業も思いつかないことはないですが、リモコンを買って分解してみないとなんともいえませんし面倒くさいですね(笑)


あと、これで人感センサーによるこのミニシーリングライトのON/OFF自動化は出来るようになりましたが、Smart LifeアプリやAlexaや別売リモコンを使ってON/OFFした場合にHome Assistant側へステータスを同期が出来ない課題もあります。Alexaに登録された照明のON/OFFがAlexaの定型アクションのトリガー出来ないんですよね。。。まぁ照度センサーを使えば同期できなくはないんですけどスマートではありません。


※後日追記
"Edison Smart ミニシーリングライト"と"Local Tuya"を接続し"Home Assistant"から操作することに成功しました。
こちらの記事に接続方法を書いています。
sympapa.hatenablog.com



課題を残しつつも見た目と小ささと明るさに満足したので、ファミリークロークにはこのミニシーリングライトを採用したいと思います。
残るはシューズクロークと階段。。。
100W相当の大きめスマート電球が入って、見た目の良さげな小さいシーリングライトがないかもう一度探してみます。

■まとめ

まとめると、Edison Smart ミニシーリングライトはかなりいい照明でしたっておはなしと、でもHome Assistantに直接は接続できなかったっておはなしでした。
そして更にまとめると、日本の照明メーカーさん今後はMatterに対応してってお話でした。そんな話出てきた?(笑)


※後日追記
"Edison Smart ミニシーリングライト"と"Local Tuya"を接続し"Home Assistant"から操作することに成功しました。
こちらの記事に接続方法を書いています。
sympapa.hatenablog.com


それでは。