
Sympapaです。
Windows 10は2025年10月14日にサポート終了となるのですよね。あと2日。。。
私の自作デスクトップPCはCPUはIntel Core i7 8700K(第8世代)を積んでいてマザーボードはASUS PRIME Z370-Aです。CPUは第8世代以降であればWindows 11にアップグレード出来るようなのですが、過去に2回ほどアップグレードを試みるも「要件を満たしていない」と怒られたので「その内調べて何とかしよう」って思って放置していたら、最近はノートPCしか使用していないこともありすっかり忘れてしまっていました。
しかし1ヶ月ほど前から「Windows 10のサポートが10月14日に終了する」というニュースを目にするようになり思い出したワケです。
重い腰を上げてググってみると、マザーボードASUS PRIME Z370-AはデフォルトではWindows 11に対応していないけれどBIOSを最新にすれば対応するってことのようです。
BIOSってどうやってアップデートするんだったっけな?メンドクサーと思いながらも、「サポート切れた後にWindows 10を使い続けるとネット犯罪の餌食になるリスクは超絶MAX」的な情報がガンガン目に飛び込んできます。まぁマザボが対応してるってことなら頑張ってやりますかー。と思っていたのにサポート終了まであと2日。ようやく本当に重い腰を上げることにしました(笑)
実際は思っていたよりだいぶ苦戦しました。
作業を開始したはいいけど後ろに予定が控えておりとにかく超真剣だったのでスクショはございません(笑)
■まずはWindows 10を更新できる範囲で更新する
そもそもこのPCは動画編集用に組んだものなのですが、最近は動画編集をしておらずもっぱらノートPCだけしか使っていないので起動するのは数ヶ月ぶり。Windows 10もかなり前の状態のはずです。
なのでWindows 11にアップグレードできなかった場合も考慮してまずは最新の状態に更新してやることにしました。ずっと更新していなかったせいか1Hr弱かかりました。。。途中、あまりに動きがなかったので、ぶっこわれたのかと思いました。。。
■PC正常性チェックで確認
とりあえず軽くWindows 11へのアップデートについてググります。何やらWindows 11の要件を満たしているかをチェックできる「PC正常性チェック」というアプリがあるようなのでそれをインストールしてチェックしてみます。
すると「セキュアブートをサポートしていない」「TPM2.0が無効」の2つの要件が満たせていないことがわかりました。
■BIOSを最新版にアップデートする
ASUSマザーボードのユーティリティソフト”AI Suite 3”から"EZ UPDATE"ってのを使って色々とアップデート出来た記憶があるので、まずはそこから簡単にBIOSのアップデートが出来ないかと思いましたが、「更新をチェック」してもBIOSの更新は表示されませんでした。
仕方がないのでASUSのサポートページから最新のBIOS(3005)をダウンロードして解凍し、"EZ UPDATE"に手動で読み込ませてアップデートしました。BIOSはすんなり3005にアップデートできました。
■BIOSの設定で「TPM2.0」を有効にする
ググった感じでは「BIOSさえ最新にしたら要件を満たせる」と思っていましたが、「PC正常性チェック」でチェックすると依然として「セキュアブートをサポートしていない」「TPM2.0が無効」と怒られました。
ググったところASUS公式でこんなページを見つけました。
www.asus.com
このページに書かれているとおり、BIOSに入り"Advanced Mode"にして、"Bootタブ">"Secure Boot"と進み、OS Typeが"Other OS"となっていたため"Windows UEFI mode"に変更しました。
「PC正常性チェック」でチェックすると「TPM2.0」は有効になっていました。「TPM2.0」に関する要件は満たせたようです。
しかし、依然として「セキュアブートをサポートしていない」と怒られました。
■セキュアブートどうやったら有効になるの!?
ググって見つけたこちらのページによると、「CSM」の項目を「自動(Auto)」にする必要がありそうでした。
minority-botti-blog.com
再びBIOSに入り"Advanced Mode"にして、"Bootタブ">"CSM"と進み"Launch CSM"という項目が"Enabled"だったので"Auto"に変更してやりました。しかし"Auto"にするとWindowsが起動しなくなってしまいました。う~ん。
もう一回"Launch CSM"を"Enabled"にするとWindowsは起動します。
"Launch CSM"を"Enabled"にしても、その下にぶら下がっている"Boot Device Control"って項目を"UEFI and Legacy OPROM"から"UEFI only”に変更するとWindowsが起動しなくなります。「OSをインストールしてあるドライブがLegacy環境になっていてUEFIに対応していないってことなのかな?」なんてことを考えていたら、このPCを組んでOSインストールした時の記憶が微かに蘇りました。確か"MBR"か"GPT"で迷った挙句良く解らんまま「どーせ起動ドライブは512GBなのでMBRでいいやろ」って選んだよーな。
それでWindowsの「ディスクの管理」でプロパティをチェックするとやはり"MBR"でした。
セキュアブートは"GPT"でしか有効に出来ないらしく"MBR"のままではWindows 11アップデートの要件を満たすことは出来ないようです。。。
「これはWindowsをクリーンインストールしかないのか!?詰んだ。。。」と思いましたが、ググるとWindowsに"MBR"から"GPT"へ変換する"MBR2GPT"なるツールが用意されているようです。
learn.microsoft.com
Windows PowerShellを管理者権限で開き、"mbr2gpt /validate /disk:0 /allowfullos"とコマンドを入力すると変換可能かがチェックできます。
変換可能だったので"mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS"で変換してやり成功しました。
その後、再びBIOSに入り"Advanced Mode"にして、"Launch CSM"を「Auto」に変更しても、無事にWindowsが起動することが確認できました。
「PC正常性チェック」でチェックしたところ、Windows 11の要件を満たしていることが確認できました!
ちなみに、私は"MBR2GPT"での変換がうまく行きましたが、うまくいかない場合もあるようです。こちらのページに対応策などが書かれていました。
blog.sgitl.org
■しかしまだWindows11の要件を満たしていないと言われ。。。
しかし「PC正常性チェック」ではWindows 11の要件を満たしていると言われるにも関わらず、Windows Updateには依然として「Windows11の要件を満たしていない」と表示されていてWindows11へアップデートすることができません。
再びググった結果、Windows Updateのキャッシュを消してみることにします。
Windows PowerShellを管理者権限で開き、"schtasks.exe /Run /TN “\Microsoft\Windows\Application Experience\Microsoft Compatibility Appraiser”でキャッシュがクリアされるそうです。
その後PCを再起動してもまだWindows UpdateにはWindows11の要件を満たしていないと表示されています。。。う~ん。
しかし数分後に、タスクバー右側のアイコントレイにWindows 11アップグレードのアイコンが現れました。ここから無事にアップグレードを開始することが出来ました。インストールには小一時間かかりました。
■まとめ
ということで、なんとかWindows 10のサポート終了前にWindows 11へアップグレード出来たというお話でした。
しかし、自称ガジェヲタ(Lv 1)の私でもかなり苦戦し4時間を費やしてしまいました。
これ一般の方(?)だと泣き寝入りしてWindows 10を使い続けるか新しいPCを買ってしまうくらいハードル高い気がしました。まぁ自作PCだからそんなことになったのかもしれませんが、ちょっと「PC買い替えてくれよ~」的な思惑が見え隠れしている感じがしました。
SSD時代になってから、PCを長く使い続けても体感的にさほど重くならなくなりましたからねぇ。ガジェット好きではありますが、使えるものは長く使いたいもんです。次世代のWindowsを出すときには頼んますよーマイクロソフトさん。
それでは。