Sympapaのスマートホーム日記

スマートなんとかはスマートじゃない方法でつくられている

新居のスマート化: キッチンの照明は多灯分散では暗い!?

Sympapaです。

昨年2023年11月より注文住宅一戸建ての新居に住んでいます。
今回はキッチンの照明について書いてみたいと思います。


終戦直後の日本では電力不足から照明を白熱灯から米国によって日本へ持ち込まれた蛍光灯へ移行する流れとなり、その後平成の前半にかけては蛍光灯が住宅照明の主流となりました。
一室一灯照明で(あるいは明るさの確保のために照明自体は複数取り付けることになっても)「全体を明るく照らす」が主流でした。


しかし、現在は照明がインテリアとして捉えられることも多くなり、多灯分散により必要な箇所を照らして明かりを確保しつつ明暗差を付けるのがオシャレって感じのトレンドになっています。
多灯分散とする場合、(他の照明を織り交ぜるとしても)一般的にはダウンライトを多数設置することが多いと思います。ダウンライトがいつから日本で普及したのかを調べてみたものの情報を見つけることが出来ませんでしたが、消費電力と発熱の小さいLED照明の誕生によって、容易に多灯分散化することが可能になったのが多灯分散がトレンドになってきた大きな背景じゃないかと思います。
パナソニックさんは2009年に最初のLED電球を発売し2012年に白熱灯の製造を中止していますので、ここ10年くらいでLED化にともなって多数のダウンライトを設置したり多灯分散化するのが普及してきた感じでしょうか。
panasonic.jp


我が新居もLDKは多灯分散化して調光調色出来るようにし、読書とか書き物やキッチンでの作業時は明るくし、くつろぎたい時は暗くしたり電球色に出来るようにしました。
キッチンについてはキッチンユニットの上に2灯の温白色LED一体型ダウンライトを設置し、キッチンとカップボードの間の通路上にダクトレールを設置して3灯の調光スポットライトを配置し、キッチンやカップボードで作業する場所を照らせるようにしました。



。。。が、住み始めてから「キッチンが暗い」と奥様よりクレームをいただきました。
作業する場所を明るく照らせば十分明るいというのが多灯分散の考え方ですが、キッチンユニットやカップボードには多数の引き出しや食洗機があるので作業台以外にも面方向、高さ方向様々な箇所で明るさが求められるし、キッチンでは床に水滴が飛び散ったりするので床も明るく照らされていた方が良いというのが奥様のご意見です。
私は正直そんなに暗いと感じてはいなかったのですが感覚には個人差が当然あるし、何より照明計画は工務店から最初に提案されたものをベースに後はほとんど私が計画したものなので照明の不満は私に矛先が向けられるのです(汗)
そんなワケでキッチンを明るくしてやったというのが今回のお話です。

■キッチンの照明を明るく改善する

幸い我が家のキッチンにはダクトレールがあります。
最初はスポットライトを増やせばいいんじゃないかと思いましたが1個足してもあまり変わらないし、2mのダクトレールに何個もスポットライトを付けたらゴチャゴチャになってしまいます。
そんなワケでコンパクトで明るいシーリングライトを採用することにしいくつか物色しましたが、結局"Edison Smartのミニシーリングライト"を選択しました。
このシーリングライト、もともと洗面所とWICで採用しているのですが、小さくて見た目もシンプルながら強烈に明るく6畳の部屋でも1灯でギリ賄えそうなくらいの明るさがあります。
スペック上はMAX1,920lmとなっていますが6畳の部屋に取り付けた感じでは、3700lmの大きいシーリングライトと比べても体感では70~80%程度の明るさがあると感じます。
また調光できるので、ダウンライトの温白色と色温度を合わせられるのも決めてでした。一回色温度を合わせてしまったら調色しないので勿体ないと言えばそうなのですが。。。
写真では違いがほとんどわかりませんが、床までしっかり明るく照らされるし陰にさえならなければキッチンのどこでも明るくなって、奥様にも大変好評をいただいています。


"Edison Smartのミニシーリングライト"は調光調色出来て、Wi-Fi接続でアプリから操作可能な他Google HomeやAlexaからも操作できるし、別売りリモコンからも操作可能なスマートシーリングライトです。
TuyaのOEM品のようで、TuyaアプリやSmart Lifeアプリにも登録し操作が可能で、Home Assistantと"Local Tuya""Tuya Local"といったカスタムインテグレーションを使って接続することも可能です。


Edison Smartのミニシーリングライトのレビューはこの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com


Home Assistantとの接続についてはここら辺に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com


"Edison Smartのミニシーリングライト"のWi-Fi接続が時々切れる問題があったのですがWi-Fi APの設定を変更したら解決しました。ここに書いています。
sympapa.hatenablog.com


ちなみに、2個のダウンライトは元々の壁スイッチを活かしつつスマート化が可能なZigbee接続のニュートラル線不要壁スイッチ"Sonoff ZBMINI Extreme"でスマート化しています。
元々の壁スイッチと照明の間に割り込ませるタイプで、元々の壁スイッチの物理的オンオフ状態に関係なく壁スイッチのオンオフが切り替わると"ZBMINI Extreame"のスイッチがトグルするモードもあるので、元々の壁スイッチ以外からオンオフしても同期が取れます。
"ZBMINI Extreame"のオンオフに連動して、"Edison Smartのミニシーリングライト"もON/OFFするようにHome Assistantで制御しています。
"ZBMINI Extreame"については近々レビューを書こうかなと思いますが100Vでもしっかり動作しています。元のスイッチを残すので設置スペース確保に難があるのが弱点ですが後付け感が無く、壁の中に設置スペースが確保できるのであれば現時点でおススメのスマート壁スイッチです。
sonoff.tech

■まとめ

そんなわけで今回は、あまりスマートホームな話ではありませんがキッチンの照明の明るさについて書いてみました。
それでは。