Sympapaのスマートホーム日記

スマートなんとかはスマートじゃない方法でつくられている

Nest Doorbell (9): 寒くなると充電が追い付かなくなる不具合!?

Sympapaです。
Nest Doorbellは我が家で使っているスマートホームガジェットの中でも特にQOLが上がるというか今まで出来なかったことが出来る感が大きく、とても気に入ってます。
そのNest Doorbellですが、最近「寒いとバッテリーが急激に減る」という情報をネット上で見かけました。
我が家のNest Doorbellにもそれっぽい現象が起きているので、今回はそれについて書きたいと思います。

■我が家のNest Doorbellは電源に繋いでいる

我が家のNest Doorbellには電源とチャイムが繋がっていて、電源供給しています。
電源は18V/800mA(14.4VA)でNest Doorbellが要求しているAC 6V~24V 10VAを十分にクリアできているはずです。
ってかカメラとFull HDにも満たない映像のストリーミングだけで10Wも食うとは思えないので電源の要求も結構余裕をみたものではないかと思います。AC入力なのでAC/DC変換の効率とかもあるんだとは思いますが。

■我が家のNest Doorbellのバッテリー持ちの現状

昨年の10月、Nest Doorbellを導入して間もない頃に充電が追い付かない出来事があってブログに書きましたが、その後はバッテリー切れを経験していませんでした。
Nest Doorbellでは「検出するアクティビティ(何を検出したら録画を開始するか)」「復帰感度(感度を下げると録画開始のタイミングが遅くなったりする)」「最長アクティビティ時間(アクティビティを検出して録画を開始してから録画が停止するまでの時間)」「動画の画質」の4つの要素により電力消費の大小が変わります。
昨年10月に問題が起きた以降は以下の設定で使っていて2ヶ月くらいバッテリー切れは起きなかったんです。

  • 検出するアクティビティ: 人物,荷物 (認識済みの人物の検出はオン)
  • 復帰感度: 高
  • 最長アクティビティ時間: 1分
  • 動画の画質: 最高


しかし、今年の1月に一再びバッテリー切れを経験しました。その時にNest Doorbellを玄関の壁から取り外して室内でUSBで充電しようとしたんですが「寒いのでバッテリー保護の為に充電が遅くなっていますよなんたらかんたら」とスマホにメッセージが出ました。
その時はあまり気にしなかったのですが、外の気温はせいぜい0℃か低くても-2℃くらいだったし、室内に持ち込んで10分くらいは経っていたので変だなとは思いました。
結局、日中だったこともあってチャイムが無いままにしておくのもアレなので50%くらいまで充電したところでNest Doorbellを玄関へ戻してAC電源を接続し、その後充電されるまでは消費電力の少ない「電池が長持ちします」の設定にして回復を待つことにしたんです。
「電池が長持ちします」の設定にした場合は以下のような設定になります。

  • 検出するアクティビティ: 人物,荷物 (認識済みの人物の検出はオン) ←これは電池持ちの設定では変わらない
  • 復帰感度: 低
  • 最長アクティビティ時間: 15秒
  • 動画の画質: 高


この時に初めて気づいたんですが、AC電源を接続した状態でスマホGoogle Homeアプリで電池残量を確認すると「無限大: ∞」でも、Nest HUB(Gen.2)で確認すると「40%」くらいだったりするんですよね。Google Homeアプリでは基本的に20%か25%くらいを下回るまでは「無限大: ∞」表示で、そこから下は「〇日」という表示になります。でも稀に「〇%」という表示になったりしてなんだか良くわかりません(汗


そして「電池が長持ちします」の設定のまま何日か放置しましたが、Nest HUB(Gen.2)で確認したバッテリー残量が50%を超えることはありませんでした。
バッテリー保護のために電源接続時は50%くらいをキープする仕様なのかなぁ。。。寒く無くてもこの仕様だったのかな?


そんなワケで電池持ちの設定を「バランス」に変更して2週間くらい様子を見ました。この設定でもNest HUB(Gen.2)で確認したバッテリー残量は40%~50%の範囲をキープしていました。

  • 検出するアクティビティ: 人物,荷物 (認識済みの人物の検出はオン) ←これは電池持ちの設定では変わらない
  • 復帰感度: 中
  • 最長アクティビティ時間: 30秒
  • 動画の画質: 高


そして再び設定を以下のように変更して様子を見ていたんですが、1週間ほどでジワジワバッテリーが減って来て、現在、Google Homeアプリ上では「5日」、Nest HUB(Gen.2)上では「19%」と表示されています。

  • 検出するアクティビティ: 人物,荷物 (認識済みの人物の検出はオン) ←これは電池持ちの設定では変わらない
  • 復帰感度: 高
  • 最長アクティビティ時間: 1分
  • 動画の画質: 最高


どうやら我が家のNest Doorbellの現状は、電池持ちの設定が「バランス」の時になんとかバッテリーを維持でき、それ以上の設定にすると電源を供給しているにも関わらずバッテリーが減って来るということのようです。

■不具合なのか!?

日本では某掲示板でチラッと見かけた程度ですが、”nest doorbell cold battery problem”あたりのワードでググると結構情報が出てきます。


Nest Doorbellは仕様上: -20℃~40℃が使用可能範囲となっていますが、0℃くらいの気温でバッテリードレインが著しいとか、その後USBで充電しようとしても異常に充電が遅いといった内容が報告されているようです。そしてNest DoorbellだけでなくNest Cameraでも起きている模様。
Googleさんもこの問題を認識していて原因究明中とのことですがハードの問題だったりすると厄介ですねえ。。。


我が家の環境では電池持ちの設定を「バランス」にしておけば何とか使えていますが、電源供給無しのバッテリー駆動であったり、もっと気温が低い地域であったりすると致命的な問題かもしれません。Googleさんのサポートはなかなか誠実とは言い難いですが問題として認識されているようですし早く対応して貰いたいもんです。

それでは。