Sympapaのスマートホーム日記

スマートなんとかはスマートじゃない方法でつくられている

Home Assistant: Sonoff Zigbee 3.0 USB Dongle Plus (1300円くらい)を試す

現在、Home AssistantにZigbeeバイスを接続するコーディネーターにはNortecのHUSBZB-1というUSBドングルを使用してZHAを使っています。
HUSBZB-1は電波の飛びがすこぶる良くてファームウエアを書き換えなくてもZHAで使えるので海外で評判の良いコーディネーターです。
家がHome Assistantにかなり依存してきたのでトラブル時に即復旧できる環境にしておきたいと思っているのですが、HUSBZB-1は日本では買えないし予備で持っておくには7000円くらいと高価です。

以前、500円くらいのSonoff(ITEAD)のZigbee CC2531 USBドングルでZigbee2mqttを試しましたがCC2531 は電波の飛びが貧弱でした。
今回は新しく発売された1300円くらいのSonoff Zigbee 3.0 USB Dongle Plus をAliexpressで購入し試してみたので記事にしたいと思います。

■Sonoff Zigbee 3.0 USB Donge Plus

機能が変わるわけでもないのであらためて紹介する必要もないとは思いますが、旧型のチップはCC2531でしたがこの新型にはCC2652Pが使われてます。
チップの中身がどう違うのか全然しらんけど(笑)
旧型と同様にノーマルのファームウエアでZHAとZigbee2mqttをサポートしておりファームウエアの書き換えが不要。
アルミ筐体で外部アンテナ付きです。
itead.cc

Aliexpressで本体1283円+Aliexpress standard shippingの送料37円で購入しました。
今回はJPで始まるトラッキングNo.で、12月2日にポチって12月4日に発送通知が来て12月14日に届きました。
ちょっと前まではAliexpress standard shippingだとLPで始まるトラッキングNo.でシンガポール経由でやって来て日本国内では郵便やさんが届けてくれる流れでしたが、今回は中国から直接エアで飛んできて佐川さんが配達してくれました。なかなか早かったです。

■さっそく試す

メインで使っていてデバイスが40個近くぶら下がっているZHAでUSBドングルを乗り替える方法はちょっとややこしくて失敗したら怖いので、今回はZigbee2mqttで試しました。
Zigbee2mqttはデバイスのテスト用にしか使用していないのでデバイスを引き継ぐことは考えずにドングルを交換します。
Zigbee2mqttを停止し、旧型USBドングルを抜いて新型USBドングルを挿し、設定のserial: > port: を”/dev/ttyUSB2”に書き換えてZigbee2mqttを起動したらOKでした。(同じUSBポートに挿しましたが旧型のport: は"/dev/ttyAMA0”だったんですよね。)


試すといってもまぁ電波強度の比較くらいです。アンテナは取り付けて試しました。
木造1FのリビングにHome Assistantを稼働させているラズパイがあって2Fの私の部屋でAquraのドア開閉センサー:MCCGQ11LMを接続し、その場で電波強度:LQI の比較をしました。


まずはSonoff旧型CC2531の電波強度(LQI)
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つづいてSonoff新型CC2652Pの電波強度(LQI)
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旧型はLQIが30~40くらいですが新型では110~120くらいで、電波強度は3倍くらいに改善されているようです。


そのまま比較できるのかわかりませんが、ZHAでHUSBZB-1の場合は家中どこでもどのデバイスでもLQIが255(上限)にほぼ張り付いてます。


ZHAでHueの電球(Zigbeeリピーター内臓)に接続されているAquraのドア開閉センサーは場所によるけどLQIは100~200くらいです。

■まとめ

あらためてHUSBZB-1の電波の飛びの良さが際立っていることを認識しましたが、Sonoffの新型 Zigbee 3.0 USB Donge Plus (CC2652P)もHueの電球と同じくらい電波は飛びそうなので実用上は十分ではないでしょうか。
それにしても即復旧のためにぶら下がっているデバイスを維持したままZHAのUSBドングルを交換する方法をどこかで試しておかなくちゃですね。そのうちそのうち・・・(笑)

それでは。